ポリフェノールを含むのは?

『ポリフェノール』も健康食品のキーワードとして、よく見聞きするモノです。
「○○にはポリフェノールが一杯! (´∀`)」
とかいう宣伝がありますが、実はポリフェノールという〝固有物質は無い〟のです。

ポリフェノールというのは、植物に含まれる成分の一種…というより、特定の構造をした成分の総称になります。

ポリフェノールの正体

たとえば、この記事の前項に紹介した『カテキン』も『イソフラボン』もポリフェノールの一種で、植物が光合成によって作り出す様々な成分のうち、色素や苦味成分などをひとまとめにして、〝ポリフェノール〟と呼んでいるわけです。

ポリフェノール

ですから、
「赤ワインに含まれるポリフェノールは、動脈硬化を予防する ヽ(´∀`)ノ」
というキャッチコピーを正確に言えば、
「赤ワインに含まれる『アントシアニン』、『タンニン』、または『リスベラロール』などのポリフェノール類は、動脈硬化を予防するらしいと言われている (∪_∪)b」
となります。

ところが、怪しげな健康食品の宣伝では、あたかもポリフェノールという物質があるかのように表現しているケースがあります。

また、結構大手メーカーの健康食品ですら、注意深く見ていないとポリフェノールという物質があると勘違いしそうな宣伝をしている事も珍しくありません。

何にでもポリフェノールが?

だいたい、上に書いたようにポリフェノールというのは、植物の色素などを構成する物質ですから、理屈の上で言えば
〝どんな植物でも、大抵はポリフェノールを含んでいる (-_-;)b〟
わけです。

ただ、そのポリフェノールが健康食品として有効かどうかは別問題で、毒にも薬にもならないポリフェノールも沢山あります。

健康食品の宣伝でポリフェノールを前面に押し出したようなモノは、まず
〝そのポリフェノールは具体的にどんなモノなのか?〟
という疑問を抱きましょう。

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