健康被害の調べ方

健康食品の中には、自分の体質に合わなかったり、製品そのものが怪しげで、実際に試してみても全く効果が無い…くらいならまだいいのですが、健康食品を摂ったばかりにかえって健康を損ねてしまう〝健康被害〟にあってしまう事もあります。

体質に合わないといった個人的なケースは、健康食品を買う前に掛かりつけのお医者さんに相談するといった方法で回避できます。

しかし、商品の中に怪しげや成分が含まれているといった場合は、実際に騒ぎが起こってから出ないとわからないかもしれません。

そんな健康食品による健康被害なんてシャレにもならない事態に巻き込まれないためには、事前に情報を収集しておく事が肝心です。

手軽なネット検索

知りたい健康食品の情報を調べるには、Yahoo!やGoogleといったネットの検索サイトを利用するのが、一番手っ取り早いかもしれません。

ただ、商品名やその商品が目玉にしている成分名だけで検索した場合、商品の販売サイトや目玉にしている成分をやたら持ち上げる〝提灯記事〟が掲載されたWebサイトばかりがヒットします。

知りたい健康食品やそれに含まれる成分の客観的評価を知りたい場合は、検索のキーワードに「嘘」とか、「効かない」などといったネガティブなキーワードをプラスすると、その商品に対する批判的な情報も知ることが出来るわけです。

ただ、「嘘」というキーワードの場合、
「この商品を使ってから、〝嘘みたい〟に身体の調子が良くなりました　ヽ(´∀`)ﾉ」
という〝サクラのヨイショ発言〟もヒットしてしまいますので賛否両論、双方の意見をバランスよく調べましょう。

行政法人の情報サイト

また、独立行政法人としては結構真面目な仕事をしている、独立行政法人　国立健康・栄養研究所という機関が運営している
『「健康食品」の安全性・有効性情報』
という情報サイトがあります。

医学的な専門用語が使われていたりして、完全に理解するのは難しいかもしれませんが、健康食品に含まれている成分の効果や安全性が評価されていますので、客観的な評価を知りたい人にとっては役に立つWebサイトでしょう。

さらに、健康食品に問題があると思われる薬品が含まれていたという、情報もいち早く「被害関連情報」として掲載されていますので、安全性を確認するのにもとても便利です。